インターネット研究グループでは、ここ数年で急速に普及してきたインターネットを、誰にでも分かりやすく、より使いやすいものにすることを目標にした研究を行っています。

氏名 なまえ 所属 役職
田中 久治 たなか ひさはる 知能情報システム学科 技術専門職員
大谷 誠 おおたに まこと 総合情報基盤センター 准教授
堀 良彰 ほり よしあき 全学教育機構 教授

(卒業研究テーマ例)

XMLによる気象情報の収集システムの開発

 XML (eXtensible Markup Language)は、タグを使うことでデータに構造を持たせたマークアップ言語です。近年、XML形式でのデータの管理が多く利用されています。この研究では、XML形式を利用した気象情報の管理システムを開発を行いました。データの転送にはSOAP (Simple Object Access Protocol)を用い、異なる環境間でもデータの転送が行えるようになっています。

アクティブタグによる在室管理システムの構築

 近年、「ユビキタス・コンピューティング」という言葉が脚光を浴びてきています。「ユビキタス・コンピューティング」とは、社会の至る所にコンピュータが存在し、人間の生活をバックアップする情報環境のことです。この様な社会の事を、「ユビキタス社会」と呼ぶ事もあります。しかし、ユビキタスはその実現が始まったばかりであり、一部の地域・人にしか浸透していないと言えます。この研究では、ユビキタスに関する基礎研究の意味を含め、RFIDの一種であるアクティブタグを用いた、在室管理システムを開発しました。

Webを利用した新しいコミュニケーションツールの研究

 佐賀大学および知能情報システム学科では、学生向けの連絡手段として学生掲示板が利用されています。しかし、毎日この掲示板をチェックするためにわざわざ掲示板のある場所へ出向かなくてはならないけません。また、非常に重要な情報が流れていたとしても、たまたま見過ごす可能性もあります。これらの問題を掲示板の電子化によって解決することを考え、本研究では、自分の欲しい情報のみを得ることができるWeb掲示板システムの開発を行いました。

音声認識によるビデオライブラリシステムの開発 〜XMLとNamazuを用いた検索システム〜

 インターネットの普及と高速化にともなって、ネットワーク上でさまざまな情報のやり取りがされています。特に現在では、動画などの情報量の多いデータの配信が活発にです。本研究は、動画の音声データから動画をライブラリ化し、Webブラウザを用いて動画検索を行うことができるシステムの開発を行いました。

QRコード生成・管理システムの開発

 テレビ番組で行っているプレゼント・アンケートの募集などで必要な情報(郵便番号、住所、番組のアンケートなど)は、提示時間が短いため、直ぐに記録にとれない場合があります。本研究は、QRコードに着目し、URLの情報が格納されるQRコードの生成を行うと同時に、Web情報をデータベースに登録することで、該当URLの情報が格納されたQRコードを容易に生成するシステムの開発を行いました。

セキュリティ性と拡張性を重視したタブ切り替え型Webブラウザの開発

 インターネット利用者の増加にともなって、Webブラウザには、セキュリティ性に優れ、機能性、安定性を求める気運が高まってきています。一方、タブブラウザと呼ばれるものが多数公開されています。しかし、このタブブラウザは、利用者が実際に必要とする機能は少数に過ぎないにもかかわらず、 大多数のタブブラウザは不要な機能を多数組み込んでいます。ブラウザ本体の機能を必要なものだけに限定し、それ以上の機能が欲しい場合はプラグインを導入するようにすれば、不要な機能にメモリを消費することが無くなります。本研究では、セキュリティ性と拡張性に重点を置いた、シンプルなタブ切り替え型Webブラウザを開発しました。

  IPv6を用いた遠隔機械制御システムの開発 〜ジョイスティックによる制御〜

 平成15年度より、佐賀大学 理工学部 機械システム工学科との共同研究で、IPv6ネットワークに接続された工作機械を遠隔地から操作する、遠隔機械制御システムを開発してきました。本研究では、操作をより直感的、簡単化するためにジョイスティックを用いて工作機械を遠隔制御するシステムの開発を行いました。

  リモート望遠鏡の開発

 従来の望遠鏡による天体観測は、望遠鏡を設置した地点に観測者がいなければ、観測を行うことができないという問題がありました。本研究では、天体望遠鏡を遠隔地からインターネットのWebブラウザを介して自由自在に操作し、望遠鏡からの画像をリアルタイムに見ることが可能なリモート望遠鏡システムの開発を行いました。リモート望遠鏡システムを使えば、システム利用者は観測時に望遠鏡のそばにいる必要がなくなり、また、望遠鏡を外国等の遠くの地点に設置することによって、利用者が昼間の時間帯の地域にいても天体観測を行うこともできます。

IPv6によるビデオ会議システムの開発

 ビデオ会議システムとは、音声と映像、データをネットワーク経由で送り、遠隔地の相手とリアルタイムな会議を行うことができるシステムのことです。近年、コンピュータの高性能化やインフラの進展等の理由から利用が広がっています。また、IPv6(Internet Protocol version6)とは、インターネットにおける通信規約のひとつであり、このIPv6で構築されたネットワークでは、IPv4によって構築されたネットワーク上のNAT ( Network Address Translation )などの制約を受けず、エンドトゥーエンド通信を実現することが可能となります。本研究では、インタフェースにWebブラウザを用い、IPv4/IPv6に対応したビデオ会議システムを開発を行いました。


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大谷 誠 "Otani Makoto" (otani@ai.is.saga-u.ac.jp)